立ち耳(耳介変形)(保険診療)東京八丁堀皮膚科・形成外科

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立ち耳・耳垂裂(耳介変形)

立ち耳(耳介変形)とは

側頭部と耳介の角度が30度以上である場合を立ち耳といいます。生まれつき耳(耳介)の折れ曲がりが弱くカップ状で側頭面から離れ、耳が正面を向いて立っているように見える耳のことです。

  • 正面から見た際に耳が横に張り出している
  • 左右の耳で角度が違う
  • マスクや眼鏡がうまくかけられない

このような症状が当てはまる際には立ち耳の可能性があります。

耳を頭部側に寝かせる役割を果たしている対耳輪(たいじりん)と言われるヒダのような部分の折りたたみが弱いと立ち耳になるケースが多くあります。

一方で、この部分のヒダはしっかりあるものの、耳甲介(じこうかい)という耳の内側の軟骨が通常よりも垂直に近い状態になっていると、耳のカップ(耳の内側の球状に凹んでいる部分)が大きくなり結果として立ち耳になることもあります。

治療法および期待される効果

対耳輪に筋がきちんとできていない場合やその折れ曲がりが弱い場合は、耳介後面を切開して耳介軟骨の後面を剥離します。耳介軟骨に3、4針縫合糸をかけて軟骨を矯正して対耳輪の突出形態を形成します。

これにより耳介全体が後方へ倒れます。

筋がほとんど見られない場合は、筋を作り折れ曲がりを形成する、僅かに筋がある際にはこの折れ曲がりをよりしっかりと補強するなど、お一人おひとりの耳の状態にあわせて調整を行う点がポイントになります。

治療時間 約60分
麻酔 局所麻酔
ダウンタイム 抜糸まで約14日
大きな腫れは1週間
数日は痛み・内出血の可能性有り
通院 手術日とは別に1~2回
入浴、シャワー 患部以外のシャワーは当日より可
入浴は抜糸後より可
注意事項 運動やサウナ等、血行が良くなることは創部が落ち着くまで不可。
日常生活に支障をきたす機能障害を改善することを目的とした場合の手術は保険適応になる場合があります。
保険適応について <保険適応自己負担>
[ 耳介形成手術(耳介軟骨形成を要するもの)]
 片側 約59,000円程度
<美容目的の方>
保険適応にはならず、保険外治療となります。
リスク
副作用
感染、痛み、腫れ、血腫、再発、傷跡、希望通りの形にならない

(保険適応自己負担目安)

片側 約 59,000円程度

耳垂裂じすいれつ(切れた耳たぶ)

耳垂裂じすいれつ、先天性のものと、ピアスや外傷などによって裂けてしまう後天性のものがあります。このように裂けてしまった皮膚は切除し、手術によって正常な形に治療することができます。
場合により保険も適用されますので、ぜひご相談ください。

※ピアスによる裂傷は保険適応外になります。

治療法および期待される効果

二股になっている部分を切り取り縫合します。 その際に下側の部分を直線的に縫うとくびれを生じるため、形成外科的手技を用いてZ型あるいはW型に切り込みを入れ、組み替えて縫合することでくびれを予防します。そうすることで縫合線がジグザグとなり、耳垂下縁がくびれの無い自然なカーブになります。

治療時間 約60分
麻酔 局所麻酔
ダウンタイム 抜糸まで約10~14日
大きな腫れは1週間
数日は痛み・内出血の可能性有り
通院 手術日とは別に1回
入浴、シャワー 患部以外のシャワーは当日より可
入浴は抜糸後より可
注意事項 運動やサウナ等、血行が良くなることは創部が落ち着くまで不可。
日常生活に支障をきたす機能障害を改善することを目的とした場合の手術は保険適応になる場合があります。
保険適応について <保険適応自己負担>
[耳介形成手術(耳介軟骨形成を要さないもの)]
 片側 約31,000円程度
<美容目的の方>
保険適応にはならず、保険外治療となります。
リスク
副作用
感染、痛み、腫れ、傷跡、希望通りの形にならない

(保険適応自己負担目安)

片側 約 31,000円程度

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