アレルギー科(保険診療)花粉症、金属アレルギー、食物アレルギー、接触皮膚炎など-東京八丁堀皮膚科・形成外科
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アレルギー科(保険診療)
アレルギーと言っても、その原因や症状は様々です。
一般的に免疫反応により引き起こされた過剰な反応のことをさします。アレルギーの原因となるアレルゲンを特定するための検査をおこない、治療をしていきます。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、皮膚の乾燥とバリア機能に異常が出た状態で、様々な外的刺激やアレルギー反応が起こることで、痒みを伴う皮膚炎(湿疹)が生じます。多くの患者は、アレルギーを起こしやすい体質のアトピー素因を持っています。
アトピー素因とは
- 家族もしくは自身がアレルギー性の病気(気管支喘息、結膜炎、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎)を持っている。
- アレルギーと深い関係がある免疫物質「lgE抗体」を作りやすい体質である。
主な治療は、ステロイド外用薬を使用しますが、皮膚に様々な副作用を起こします。効果の高さと副作用の起こりやすさは比例するため、必要以上に強いステロイド外用薬は使わず、重症度に合わせて薬剤を処方します。アトピー性皮膚炎の治療は長期にわたります。皮膚のバリア機能が低下しているので、スキンケアはきちんと行うことが大切です。外用薬で炎症を抑えながら、皮膚の清潔保持のためシャワーや入浴、その後の保湿を毎日しっかり行うことが治療への近道です。
花粉症
花粉症は「季節性アレルギー性鼻炎」とも呼ばれ、植物の花粉が原因となって、目や鼻、のどのかゆみといった症状が現れます。日本では約60種類の植物による花粉症が引き起こされており、最も多く見られるのが冬から春にかけてのスギ花粉症です。
- 目痒み、充血、涙がでる
- 鼻くしゃみ、鼻水、鼻づまり
主な治療方法としては、内服薬や外用薬、点眼薬、点鼻薬といったものがありますが、症状に合わせて処方します。花粉が飛散する前に予防として事前に処方することも可能です。
金属アレルギー
金属アレルギーは、原因となる金属が汗と反応してイオン化することで、自己の免疫機能が有害物と認識しアレルギーを引き起こします。
ニッケル、クロム、コバルトといった金属は日常触れることの多い箇所に使われる他、チョコレートやナッツ類などにも多く含まれています。
皮膚に接触した部分に赤みや腫れ、痒み、時に水ぶくれとなって全身症状につながることもあります。一度発症してしまうと、体質を変えることは難しく、原因となる金属を避けることと、炎症を抑える治療をおこなっていきます。
食物アレルギー
食物アレルギーは、原因となる食物を摂取して皮膚や粘膜、呼吸器、消化器、循環器といった全身へのアレルギー反応が現れます。摂取後、すぐに症状が出る場合と、時間が経ってから症状が出る場合があります。赤ちゃんの場合、粉ミルクによる消化管アレルギーや、母乳を飲んだ際に母親が摂取したものに反応し顔や全身に湿疹がでる乳児アトピー性皮膚炎を誘発します。
大きくなると、食後すぐに
なるべく原因となる食物の摂取を控え、炎症を抑える治療をおこなっていきます。
蕁麻疹
じんましんは、痒みを伴うブツブツや赤みが皮膚に現れ、数十分~数時間で消えてしまいます。蕁麻(イラクサ)の葉に触れると、同様の症状がでることからこの名前がついたと言われています。
原因は様々あり、食物や食品添加物、薬剤、感染症、物理的刺激のほか、運動や発汗によっても症状が出ることがあります。原因刺激を避けることで発症を防げますが、はっきりとした原因がわからない場合は薬による症状のコントロールをおこないます。
接触皮膚炎
接触皮膚炎はかぶれともいわれ、外的要因により発症する湿疹(痒みやピリピリした痛みなど表皮に現れる炎症反応)です。特にアレルギー性接触皮膚炎は、特定の物質(漆や金属)に過剰反応する方に発症し皮膚に付着した部分に炎症を起こします。
アレルギー性の他に、刺激性接触皮膚炎、光接触皮膚炎といったものがあります。いずれにしても、原因となる物質への接触を避け、炎症を抑える治療をおこなっていきます。