小児皮膚科(保険診療)あせも、おむつかぶれ、とびひ、乳児湿疹など-東京八丁堀皮膚科・形成外科

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小児皮膚科(保険診療)

乳幼児や子どものお肌トラブルは、意外と多いものです。特に赤ちゃんの場合、乳児湿疹やおむつかぶれなど日常的に発症します。

また、痒みが強い場合、無意識に引っ掻いて傷がついたり症状が悪化することがあるので、ちょっとしたことでもお気軽にご相談ください。

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あせもアトピー性皮膚炎アレルギーおむつかぶれ乳児脂漏性湿疹蕁麻疹じんましんとびひ乳児湿疹

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あせも

あせもは「汗疹」と表記されるように、汗管が詰まって皮膚の外に出られなくなった汗が原因で起こる湿疹のことです。子どもにできやすく、多量に汗をかく夏に多く発症します。医学的には大きく3つのタイプに分けられます。

  1. 水晶様汗疹すいしょうようかんしん
    3mm以下の小さく白っぽい水ぶくれが複数できます。特に痛みや痒みがないので、気づかないうちに発症し自然に治ります。
  2. 紅色汗疹こうしょくかんしん
    一般的に「あせも」と呼ばれるものです。痒みを伴う小さな赤い丘疹が現れ、汗に反応して痛みが生じることがあります。掻くと細菌感染を起こしひどくなります。
  3. 深在性汗疹しんざいせいかんしん
    皮膚が正常に汗を排出できずに盛り上がってきます。発汗できずに熱がこもり、熱中症、めまい、動悸といった症状がでます。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、皮膚に赤い発疹が繰り返し現れて、強いかゆみを伴うため皮膚科専門医での治療が必要です。特に子どもの皮膚は乾燥しやすく、バリア機能が低下するため放おっておくとアレルギーや喘息を引き起こす可能性があります。

乳児期は、頭や顔に現れやすく特に口や頬に多く現れます。ただし、食物アレルギーの可能性もあるため治療は別々に行うことになります。幼児期は、肘や膝など手足の関節部分に現れやすくなります。

生後半年から思春期までは皮脂の分泌が少なく乾燥しがちなので特に保湿ケアが必要です。小さい時期から全身の保湿ケアをすることで、アトピー性皮膚炎のリスクを減らすことが可能だと言われています。

アレルギー

小児アレルギーは、「食物アレルギー」「小児気管支喘息」「アレルギー性結膜炎」「薬物アレルギー」「アレルギー性鼻炎」など様々です。症状も、皮膚表面に現れるもの以外に、嘔吐、咳、下痢、腹痛といったものがでてくるので、適切な診断と治療が不可欠です。

原因となるものを特定して治療を行っていきますが、小児アレルギーはアレルギーマーチと言われるように、時期を異にして次々に発症します。

おむつかぶれ

赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。特に新生児は汗やうんち、おしっこで常におむつの中が高温多湿となってかぶれやすい状態です。

初めは赤みが現れ、小さな赤い発疹がでて、悪化すると皮膚がただれてしまい痛みや出血といった症状がひどくなっていきます。ぐずったり痛がって機嫌が悪いような場合は、すぐ受診することをおすすめします。

乳児脂漏性湿疹

新生児の場合、皮脂の分泌が多く、頭部を中心に黄色く厚いかさぶたが現れます。生後間もない新生児に多く発症し、3~4ヶ月を境に自然に改善します。入浴の際に石鹸で丁寧に洗うことでケアできます。

痛みやかゆみがあるわけではないのでご安心ください。顔や体に広がってきた場合、他の原因も考えられますので受診することをおすすめします。

蕁麻疹じんましん

子どもの蕁麻疹じんましんは、母乳が原因だったり、食物や虫刺されなどのアレルギー反応、自律神経の乱れなどで起こります。食物や虫刺されの場合、直後に皮膚近くの血管が膨れたり、喘息や腹痛といった症状が現れるので原因がある程度限定されます。しかし、季節の変わり目や急激な温度変化、紫外線を浴びた時、体調がすぐれない時に出ることもあり、症状を抑える治療が主となります。

とびひ

とびひは「伝染性膿痂疹でんせんせいのうかしん」と呼ばれ、細菌が皮膚に感染することで発症します。原因となる細菌により大きく2つに分けられます。

  1. 水疱性膿痂疹すいほうせいのうかしん
    黄色ブドウ球菌が原因で、皮膚にできた水ぶくれが膿を持って破れ、かゆみを伴うためそこを掻いた手で他の部分を触ると症状が広がっていきます。
  2. 痂皮性膿痂疹かひせいのうかしん
    化膿レンサ球菌が原因で、皮膚に膿を持った水ぶくれができ、厚いかさぶたとなります。炎症が強いのでリンパが腫れたり、発熱やのどの痛みとなって現れます。

乳児湿疹

生後間もなく、顔や体に現れる湿疹で多くの赤ちゃんが体験します。良性型と慢性型があり、赤いポツポツの先が白くなっている場合は、自然と治っていきます。黄色くベタベタしている場合は、脂漏性皮膚炎しろうせいひふえんが考えられます。

慢性型の場合、アトピー性皮膚炎に変化していく可能性があるので、予防と対策が必要です。