顔面骨骨折(保険診療)東京八丁堀皮膚科・形成外科
診療のご案内 / 形成外科(保険診療)
Information
顔面骨骨折
顔面骨骨折とは
顔面骨とは、顔面の骨格を形成する骨のことです。非常に複雑な形をしており「顔」の形態と機能に重要な役割を果たしています。
顔面骨骨折が生じやすい部分として、
- 前頭骨:額の骨
- 眼窩:眼球を納めている箱型の骨
- 鼻骨・篩骨(しこつ):鼻とその奥にある骨
- 頬骨:ほほ(頬)の骨
- 頬骨弓部:頬骨から耳の前に続く部分の骨
- 上顎骨:上の歯茎と鼻の付け根とその周囲の骨
- 下顎骨:下の歯茎と下あごの骨
があります。
検査
事故やスポーツなどにより、顔にけがをしてしまった場合、まずは筋肉や神経組織などの軟部組織に損傷がないか、診察します。その後、骨に状態や症状などを診察しますが、骨折が疑われる場合はCT検査を行います。
治療法および期待される効果
治療は、骨折でずれた骨を元の位置に戻し固定するために手術が行われますが、部位によって方針が若干異なります。
鼻骨骨折
鼻骨のみの骨折の場合は、皮膚を切開しない手術で治療することが可能です。鼻の穴からアプローチし、ずれてしまった骨の位置を直します。
年齢やけがをしてからの期間によって、治療時期が異なりますので、専門的な診察が必要です。
頬骨骨折
頬骨を強打した際に生じる骨折です。骨折している部位により、目立たない部位に切開を加えてアプローチし、骨の位置を直します。一般的に口の中・髪の毛の中が切開場所になることが多いです。
眼窩底骨折
目の近くに強い力がかかった際に、眼球に圧がかからないように眼球の入っている箱のような骨の壁が抜けるようになっています。眼窩と呼ばれる箱が折れた骨折を眼窩骨折といいます。
目立ちにくいまつ毛の際を切開し、骨の位置を直します。目玉を動かす筋肉が挟み込まれてしまい、筋肉の血流が悪くなっている場合は、緊急を要することがあります。その際は即時に手術を検討することがあります。
下顎骨折
噛み合わせがずれてしまっている骨折の場合は、まず上下の歯にゴムなどをかけるための金具を装着し、上下の歯の間にゴムをかけることで噛 み合わせを元の位置に誘導します。口腔外科と連携して治療を行います。骨の固定はチタンという金属でできた小さなネジとプレート(板)を用います。
最近では、吸収性素材のネジ、プレートも使われるようになっています。
料金
- 保険診療による(3割自己負担額)目安:顔面骨折(鼻骨骨折整復)4,920円
- 形成外科 診療メニュー
- 陥没乳頭 / 逆さまつげ / 眼瞼下垂 / 立ち耳・耳介変形 / 副乳 /臍ヘルニア(でべそ)/ 顔面神経麻痺 / 眼瞼痙攣・痙性斜頸 / 多汗症・ワキガ(腋臭症) / 傷跡・ケロイド・瘢痕拘縮修正 / 顔面の怪我